「出産は命懸け」論争、林業の死亡率「21倍」まで持ち出され大荒れ 宋美玄医師「助かった人はその10倍も20倍も」

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「出産は命懸け」という言葉をめぐって、Xで数日にわたる論争が続いている。

発端は10月3日の投稿だ。

日本の妊産婦死亡率は出産10万件あたり約3人で、林業のほうが高いと指摘し、「まず死にません」と書いた。

これに産婦人科医の宋美玄氏が反論した。

亡くなる一歩手前で、医療を尽くして助かった人はその10倍も20倍もいるという。

この投稿は2.6万いいねを超えた。

国立社会保障・人口問題研究所の資料では、妊産婦死亡率(出産10万対)は2019年が3.3、2021年が2.5。

林野庁によると、2025年の林業の死亡災害は24人で、けが人を含む発生率は全産業で最も高い。

参考:妊産婦死亡数および率(国立社会保障・人口問題研究所) / 林業労働災害の現況(林野庁)

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「命懸けという言葉は、亡くなった人だけを指すわけではない」

宋氏の投稿には、まず賛同の声が集まった。

現場の医師からも、救命の経験を語る声が出ている。

「一歩手前で助かった人がいるのは、どんな死亡率でも同じ」

一方で、宋氏の理屈は出産に限った話ではない、という反論も多い。

労災でも、助かった人は死者の何倍もいるはずだという。

「21倍」の数字に「並列に並べるデータじゃない」

林業の死亡率は出産の21倍だ、とする表も出回った。

ただ、妊産婦死亡率は出産1回あたり、林業は従事者1人の1年あたりの数字だ。

単位が違うという指摘も出ている。

「出産は命がけだから優遇しろ」への反発

林業を持ち出した側は、出産の大変さを否定したいわけではないと説明している。

「命懸け」が男女の比べ合いに使われることへの反発だという。

「どれかを否定するものではなくないか」

どちらも命懸けでいい、という声もある。

宋氏も、男女のどちらが命懸けかを争うつもりはないと続けて投稿した。

「命懸け」の定義で3日間殴り合っているタイムラインが、いま一番寿命を削っている。
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