「漫画村」元運営者の17億円「払わない」発言が再燃 弁護士「判決は紙切れ、回収できなければ債務者の勝ち」と解説

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3行でわかる

Q. 何が話題になっている?
海賊版サイト「漫画村」の元運営者・星野ロミ氏に17億円超の賠償が確定している件で、「払わないで済むなら裁判って何なのか」という投稿が9/18に拡散。本人も「判決は紙切れ」と改めて主張し、議論が再燃した。

Q. そもそもどんな判決?
KADOKAWA・集英社・小学館が起こした訴訟で、東京地裁が2024年4月に17億3664万円余の支払いを命令。控訴状却下により同年7月に確定した。

Q. 払わなくても済むの?
弁護士は「回収できなければ債務者の実質的な勝ちになってしまう」と解説。一方で判決自体は有効で、差し押さえ可能な財産があれば強制執行の対象となり、時効は10年とされる。

海賊版サイト「漫画村」の元運営者・星野ロミ氏に17億円超の賠償が確定している問題で、「払わないで済むなら裁判とは何なのか」という議論がXで再燃している。9/18の投稿が拡散し、本人も9/19に「判決は紙切れ」という自身の過去の発言は事実だったと主張した。

星野氏はKADOKAWA・集英社・小学館が起こした民事訴訟で、2024年4月に東京地裁から17億3664万2277円の支払いを命じられ、同年7月に判決が確定した。確定直後には本人が「払いません」「海外財産には効力を得ない判決」などと発言し、当時も議論を呼んでいた。

本人「払わないと強制労働と思う層がいる」

星野氏は9/19、17億円の賠償命令が出た当時「払いません」「裁判所の判決は紙切れ」とコメントして叩かれたと振り返り、「やっぱり事実だった」と投稿。「払わないと強制労働させられると思っている層が一定数いて、教育の敗北を感じた」とも述べている。

実際のところ、払わなくて済むのか

弁護士ドットコムニュース(2024年4月)の解説によると、確定した賠償金は債務者に差し押さえ可能な財産があれば強制執行の対象となり、判決が確定した権利の消滅時効は10年とされる。海外資産についても、相互保証のある国なら承認手続きを経て執行できる可能性があるが、相互保証のない国では難しい。一方、「差し押さえ可能な財産がない場合には執行することはできない」ため、実際に回収できるかは財産の有無次第という。なお、現在の支払い状況は本記事では確認できていない。

参考:「漫画村」元運営に約17億円の損害賠償金確定(ITmedia NEWS) / 巨額の賠償金を支払わずに逃げ切れるのか?(弁護士ドットコムニュース) / 約17億円の賠償金確定も「払いません」(J-CASTニュース)

まとめ

  • 「漫画村」元運営者に対する17億円超の賠償は2024年7月に確定
  • 本人は「判決は紙切れ」と改めて主張し、議論が再燃
  • 弁護士は「回収できなければ債務者の実質的な勝ち」と解説
  • 判決は有効で、差押え可能な財産があれば強制執行の対象になる

判決の実効性をめぐる議論は、民事裁判における回収の難しさという課題も改めて浮き彫りにした。

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