「たのピク」に違和感を示す女性たちの声 「能力の割に楽しそうだから?」「常に笑顔でいろは、不機嫌にさせるなということ」
3行でわかる
Q. 何が続いている?
12年前のイラスト「たのピク(たのしいピクニック)」をめぐる論争が9/20も続いている。男性側の支持が目立つ一方、女性側からは「なぜ違和感があるのか」を言葉にする投稿が相次いでいる。
Q. 女性側は何と言っている?
「その程度の能力なのに楽しそうに存在しているように見えるのでは」という分析、「若さだけを重視する男性への不快感」という見方、「常に笑顔でいろは、不機嫌にさせるなという要求では」という指摘などが出ている。
Q. 擁護する声は?
「他愛のない日常が欲しいだけ」という声や、「そこまで嫌と言わせたい執念は何か」という疑問も出ており、意見は割れたままだ。
12年前のイラスト「たのしいピクニック(通称たのピク)」をめぐる論争が続いている。9/18の第1弾、9/20の続報では男性側の支持や類型化ネタを中心に紹介したが、今回は女性側から出ている違和感や不快感の声を論点別に整理する。
発端は9/17、婚活アドバイザーの勝倉千尋氏がこのイラストを辛口評価した投稿だった(経緯は下の関連リンクから)。以降、X上では男女双方から意見が飛び交っている。
「たのピク女」が一部の女性から妙に嫌われるのって、昆布のおにぎりしか作れないからでも、ぬるいリンゴを持ってくるからでもなく、
「その程度の能力なのに、楽しそうに存在している」からではないかと思う
多くの女性は、… pic.twitter.com/cRfHGNxzWC
— 黒魔女呪術師♦︎蠍 (@sasori666witch) 2026年9月19日
たのピクは所謂男性の「こういうので良いんだよ」の女性像なんだと思う。男性視点での「ちょっと抜けてる」は、女性からしたら「かなり抜けてる」だと思うからある意味ではこれは解像度高いんじゃなんじゃないかと思う。だって家なのにおにぎり何個も出てくる?炭水化物多すぎない? https://t.co/sKRqUNYfvD
— 茶々丸 (@C_cc404) 2026年9月19日
「なぜ一部の女性は違和感を覚えるのか」を分析する声
一部の女性から嫌われる理由を、おにぎりの具やリンゴの温度ではなく「能力の割に楽しそうに存在しているから」とみる分析が13.5万表示を集めた。男性が言う「ちょっと抜けている」は、女性から見れば「かなり抜けている」ため、ある意味で解像度の高い女性像だという指摘もある。
「見下したい男性に選ばれそう」「若さだけを重視する男性への不快感」
絵の女性が「頭が悪そうに描かれている」と感じたという声や、対等に話し合える関係のほうがよいという声が出た。また、たのピクを褒める男性からは「年齢を重ねて得られる振る舞いの良さでなく、若さだけを重視する」姿勢を感じ取って不愉快になるのではないか、という言語化も3.9万表示を集めた。
たのピクの女性が頭悪そうに描かれていたので、見下したい男性が選びそうだなと感じました。
笑いあえるのも大事ですけど、対等に話し合える関係がよいですね。— ぷーこ🐼🌿 (@puuouco) 2026年9月19日
なる程ね。たのピクの絵から「若い女特有の無防備さ詰めの甘さ」を感じ、たのピクを褒める男からは「年齢の積み重ねで得られる振る舞いの良さでなく、若さだけを重視する男達」を感じ取って不愉快になってる訳か。これはかなり的を射た言語化なんじゃなかろうか。 https://t.co/EBoFVaL9E9
— 遊牧民 (@rockwell0000) 2026年9月20日
女性に対する畏れを抱かせるために、美しく、有能で、隙がない女性であろうと努力してきたのに、「たのピク」女がいるとそれらの努力の効果が全て反転してしまう。男は「安心できる」女性の方へ行ってしまい、畏れを抱かせるような女性は、せっかく高めたその畏れゆえに敬遠されてしまう。
— すずもと (@aruto250) 2026年9月19日
「常に笑顔でいろは、不機嫌にさせるなということ」
「常にご機嫌」を評価する擁護論に対しては、それは不安や不満、悲しみを一人で抱えろという要求ではないか、という問いかけも出た。一方、自身が「たのピク系」に見られて相手をがっかりさせた経験を投稿する人もいる。
たのピク擁護の人達って
常に笑顔でいろ=不機嫌な態度で俺に接するな
ってことだって気付いてないのかな
不安があっても不満があっても悲しくても寂しくても一人で抱えて一人で解決しろ
俺にコストを払わせるな
ってことだよね?いつも笑顔でいろってのはさ
そんな男性と2人で生きていく意味ないだろ https://t.co/xUeLv1Jns5— キイロ@Gallstones🪨 (@hiyoko_ha_kiiro) 2026年9月20日
若い頃は何故か たのピク系に見られることがわりとあり、付き合った男性をがっかりさせがちだった。ほわほわしていないしむしろ攻撃的だし、この私のどのあたりがおっとり家庭的に見えていたのか謎。喋らないからか?
— みわわ (@miwawanne) 2026年9月20日
擁護側の反論「怒りの理由は何か」
一方で、婚活アドバイザーの発信に「憎悪」を感じたとして疑問を呈する投稿や、「他愛のない日常が欲しいだけ」という声もある。「鈍臭い」から「散らかり放題」「飯も作れない」まで連想が広がることへの疑問も、21.9万表示を集めた。
すごいなこれ
結婚相談所やってる女性が、一枚のたかがイラストに対してこうまで憎悪を向けるって、なにがあったん?
単なる絵なのに、言葉に「この女は知能が低い」と言わんばかりの陰湿さが添えてあるし、イラスト一枚で目に見えぬ自分以外の女性をこうも見下せちゃうの、まともな感覚ではないよ https://t.co/7ASVHz0IJB
— 荒井禎雄(専業主夫を志望するフリーライター) (@oharan) 2026年9月17日
全然分かってない。
要領が悪くても良くてもどうでもよくて
学歴が低くても高くてもどうでもいい。
何かを一緒にする時に失敗したりしても、「全部コンブばっかりだねーあはは」って笑ってすませられる他愛もない日常が欲しいだけ。 https://t.co/nrsEhCZYK5— hacci (@hacci98753072) 2026年9月19日
たのピク、「鈍臭く要領悪い」から「常に家は散らかり放題で飯も作れない」まで飛躍し、それでも効かないので更に「浮気するし托卵もする」というもはや何の連想かも分からない要素を付け足され始めており、そこまで「この女は嫌」と男に言わせたい執念を女性らに起こさせる”何か”が何なのか気になる。
— たし (@punimuchiya3) 2026年9月20日
参考:「たのピク」12年越しの論争再燃(当ブログ・第1弾) / 「たのピク」論争、ミーム化・論考合戦に(当ブログ・続報)
まとめ
- 女性側から「なぜ違和感があるのか」を言葉にする投稿が相次いでいる
- 論点は「能力の割に楽しそう」「若さだけを重視する男性への不快感」「常に笑顔でいろという要求」など
- 擁護側からは「他愛のない日常が欲しいだけ」「そこまで嫌と言わせたい執念は何か」といった声
- 意見は割れたままで、議論は9/20も続いている
元は12年前の一枚のイラスト。見る人の立場によって受け取り方が大きく変わるテーマだけに、しばらく議論は続きそうだ。
